しば

ボス・ベイビーのしばのレビュー・感想・評価

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)
2.6
少年ティムの家に突然やってきたのはスーツを着た赤ちゃんだった。その日からティムは突然兄になってしまった。
ティムは、中身がおっさんのビジネスマン「ボス・ベイビー」のミッションに巻き込まれていく…

見た目は赤ちゃんなのに中身はおっさんビジネスマンという設定。本来は赤ちゃんとして生まれる予定だったのが手違いで赤ちゃん経営者として下界に生み出されてしまいました。

冒頭の生まれる前の赤ちゃんが工場のように出荷?されるシーンは発想がユニークでめちゃくちゃ可愛いです。
ぶっちゃけそこが山場です。(え?)

設定だけが先走りすぎて中身の詰め方が甘い気がします。赤ちゃんのかわいさを見せたいばかりに無理のある設定を貫いている感じ。
そもそもなぜ赤ちゃんがビジネスマンなのか、その理由も不明。

比較するのもアレですが、CGもディズニーやピクサーレベルのものを期待したら肩すかしを食らいます。

物語は主人公ティムの回想から始まるのですが、どこまでが本当でどこまでが空想の話か分かりづらいです。
話の目的が途中から分からなくなってきて、「一体彼らは何のために頑張ってるんだっけ?」って気分になります。

赤ちゃんがおっさんという設定が一人歩きして視聴者が置いてきぼりになる映画です。
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