つばさ

ブリッジ・オブ・スパイのつばさのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.7
約1ヶ月ぶりの投稿&初の試写会。
中学でも高校でも歴史の授業で学ぶ「冷戦」。直接戦いはしないが、米ソ間が互いに銃口を向け合う緊迫した状態。誰もが習う単語だが、詳しく説明しろと言われると難しい。そんな冷戦を学ぶ一つの切り口がこの作品である。

アメリカでソ連のスパイが見つかり、弁護士ドノバンが弁護することになる。国民の怒りはスパイへ、そしてドノバンに注がられる。また、ソ連でもアメリカのスパイが見つかり、互いのスパイを交換する責務をドノバンが担う。
核戦争、第三次世界大戦にも発展するかもしれない緊迫した中、ドノバンは東ベルリンに赴き、熱い交渉を始めるのだが……。

淡々と物語は進み、特に引き込まれるような展開ではなかった。
特に前半を家で観てたら寝落ちしていた可能性も十分にある。

しかし、ラストに向かうに連れ、この交渉はどうなるんだ?、大丈夫かドノバン?と徐々に引き込まれて行く。

ラストのシーンは全身に尋常ではないほどの鳥肌が立ち、感極まった。
映画館内でスタンディングオーベーションしてしまいそうに。

電車内での対極的な撮影の仕方は堪んないですね〜〜誰にでも自由を求める権利はある。


スティーブンスピルバーグ監督×トムハンクス×事実に基づくという点で非常に「キャッチミーイフユーキャン」と似てました。

130分間張り詰めた展開が続き、そしてあのラストのカタルシス!さらに、それが事実だと思うと敬礼するしかありませんね。

近頃、映画を観るのもレビューを書くのにも少々飽きていたので、再スタートする良い機会になりました。
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