ohtzca

ブリッジ・オブ・スパイのohtzcaのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.2
私は、00年代以降の、つまり『プライベート・ライアン』をピークにして、スピルバーグ作品に対しての関心を、ほとんど失っていました

なので、『A.I.』と『宇宙戦争』以外、この時期のスピルバーグ作品は観ていません

で、ずいぶん久しぶりに劇場で鑑賞するスピルバーグの映画

これが、予想していた以上に良かったです!

冷戦下のアメリカで起きた実話を基にした、米ソが互いのスパイを交換するという話

基本は、シリアスなのですが、時に軽いユーモアを交えて、緊張と緩和のバランスが非常によく取れています

その辺りは、脚本のコーエン兄弟の力とトム・ハンクスの演技によるところも大きく思います

ただ、米ソ対立の構図から、あまりに簡単に善と悪を描いてしまっているようにも感じられ、そこはもう少し深みと観客に考える重さを持たせてもいいのではないか、と感じました

しかし、それでも、メッセージと娯楽性の両立を見事に果たしている作品ではないでしょうか

少なくとも、また今後、スピルバーグの作品を追ってみようかと思わされるぐらい、絶頂期には及ばないものの、監督としての健在ぶりではあります