2016年はトム・ハンクスイヤーらしい。
この後もトム・ティクヴァ、ロン・ハワード、クリント・イーストウッドと名だたる監督と組む作品が公開される。
そんなトムyear一発目、コーエン兄弟脚本のスピルバーグ監督ときたら平均点は超えて当たり前、どれだけ超えてくるのか期待しちゃうのが映画ファンの業の深さ。
トム×スピタッグ過去作はどれも名作ばかり。
『プライベート・ライアン』
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
『ターミナル』・・・
予め言っておくと、確実に質は高いです。142分の長尺は全然感じなかったし、有名じゃない役者さんの上手さを引き出してたり、細かいディテールにこだわってるところはやはりスピルバーグ。
ですが、トム×スピ神タッグ作品たちに比べると、どーしても個人的には劣る。題材が重たいとは言え想像の範疇は超えてくれなかったんですよね。
中途半端なコーエン風味なのか。
音楽がスター・ウォーズで忙しかったジョン・ウィリアムズじゃなく、トーマス・ニューマンだったからなのか。
正直わからないんですけど。
真冬の寒い日にみた方がいいです。
できれば夜か明け方。
この「寒さ」は作品的に重要な要素だと思うんで。