ねお

ブリッジ・オブ・スパイのねおのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.0
数年に1本、賞レース用のガチガチの作品を送り込むスピルバーグ監督最新作。もうアンタは十分賞を獲っただろとは言いたくなるが、主演トム・ハンクス、脚本コーエン兄弟の盤石の布陣で今作も安定の出来。
どれだけ批判を浴びようが、どれだけ危険に晒されようが、自分の正義を貫き通すジム。彼が動かされたのは、弁護することとなるソ連スパイ、アベルもまた「不屈の人」であったからに違いない。敵国の捕虜となりながらも、最後まで機密を漏らさないという信念の人でありながら、どこか一風変わったところのある彼を演じたマーク・ライランスの存在が、この作品を更に一段上のものとしている。
今年のオスカーでは作品賞、助演男優賞、脚本賞あたりに推されると思うが、受賞があるとしたら間違いなく助演男優賞だろう。映画ファンならば見逃せない一作。