Mikiyoshi1986

ブリッジ・オブ・スパイのMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.8
一介のアメリカ人弁護士ジェームズ・ドノバンが米ソ東独・国家間のスパイ捕虜交換に尽力した実話を映画化!

スピルバーグの演出はやはりズバ抜けて安定感があるし(安定し過ぎてちょっと眠くもなるけど)、トムハンクスの熟練した演技にもグイグイと引き込まれます。
この二人のタッグってもうかれこれ4度目くらい?
バートン×デップ、スコセッシ×レオ様(旧デニーロ)を追随するコンビに定着しつつありますね。

冷戦下における三ヵ国それぞれの思惑と攻防が繰り広げられる交渉戦。
これが実話だったのかと思うと、外交省でも大使館職員でも政治家でもない民間の弁護士が、敵対国家相手にここまでできるってまじで凄いとしか言い様がないです。
彼のネゴシエーション術は白眉モノ。
タイトル通り、橋の上でのシーンは一番の見せ場で自然と力が入ります。
危険を顧みず祖国への忠誠を誓ってスパイ活動をするその信念は、どこか崇高にも映りました。

ソ連スパイのアベルは沖縄三線奏者の故・登川誠仁さんにしか見えなくて、久しぶりに彼の三線が聴きたくなりました。

その後にケネディ大統領の銘で、ドノバンがキューバ・ピッグス湾事件での捕虜救出交渉にも当たったというストーリーも是非映画化してほしいです。