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ブリッジ・オブ・スパイのsomaddesignのネタバレレビュー・内容・結末

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグの「シンドラーのリスト」から連なるシリアス路線。


前半部は、東西冷戦のど真ん中で、世論のヒステリックな集団心理に屈せず、あくまで「法と倫理」に則って人権を守ろうとした人の話。
後半部は、ドノヴァン弁護士・ソ連スパイ・アメリカスパイ三様の不屈の男たちの話だと思う。

特に、前半の感情論と集団心理に流されちゃう世論のおっかなさが印象的で
「君はドイツ系で、僕はアイルランド系。全然別の国の人間がアメリカ人であるのを定義してるのは法律だ。だから法律に則った司法が行われないといけない」
今の感覚で見ると、当時の世論の方が熱に浮かされるみたいにどうかしてるって思えるけど、当時は弁護する方がどうかしてると思われてたんだから、おっかない。

史実だからしょうがないけど、登場人物たちに変化や成長が見られないのが惜しい。主人公ドノバンを除けば、唯一人間性をキープしてたのがソ連スパイだったのが面白い。