みきてー

ブリッジ・オブ・スパイのみきてーのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.7
史実に基づく大人のためのエンタメ作。スピルバーグ×コーエン兄弟な時点で面白くないわけも無く、実際期待に添うような良作でした。

ただしある程度の時代背景予習は必須レベル。多分真っさらな状態で行くと前半部は字幕を追うだけで精一杯になります。
物語が展開するまでは超超超地味ですが90分辺りからぐんと面白さは加速。

1人のソ連捕虜に対し、助け出したい米国人は2人。ソ連と東独の思惑も合致せず、政府からも見放されたトムハンクスがいかに彼等を助け出すのかがハイライト。

前述の状況の中、トムは投獄されるは追い剝ぎに遭うわ(この後風邪引いてずっと鼻水垂れてるのが笑える)で諦めかけます。しかしある光景を目にする事で消えかけていた希望の炎が再び燃え上がるのです。そこが!泣ける!!物語が終わった後も彼の炎が生涯燃え続けた事が分かった時さらに落涙。

良ポイント
・独語/露語の字幕を極力排すことで実態の掴めぬものに巻き込まれてる感が増す
・かなり意識的にクスリと笑える小ネタが挿入され緩急がついてる(この辺好みの差があるかも、私は好感持ちました)
・肝心要の捕虜交換シーンをあえてベタベタした泣かせ展開にしない所が気が利いてる!

アベルを100%善人に描いてるのはフェアじゃないなと思いましたが、お話としては必要悪ならぬ必要善としてしょうがないのかも。

なんとなく地味過ぎて興行ふるわなさそうな予感がするので全力でオススメしておきます。面白かった!