バートロー

ブリッジ・オブ・スパイのバートローのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.8
映画が好きな人なら余韻という言葉の意味をその身を持って十分に理解されている人がいるかと思いますが、この映画はまさしく溺れそうなほど余韻たっぷりの映画。こんな気持ちの良い気分でエンドロールを観たのはいつ以来だろうか。
東西冷戦初期時代、米国の利益と民主主義、自由社会の宣伝の為にソ連のスパイを弁護することになった弁護士。彼が淡々と職務を果たす映画なのだが、その仕事に対する真摯さに胸を打たれる。
売国奴と蔑まれても国家成立の根拠である立法主義を崩さないトム・ハンクスはまさしく弁護士の鑑であり、"不屈の男"。この姿勢が東西冷戦の「戦場に橋をかける」事に関わってくるのですが、ここ最近のスピルバーグが好きそうな題材で思わずニヤニヤしてしまった。