いわき

ブリッジ・オブ・スパイのいわきのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.4
冷戦下、ソ連のスパイとして逮捕されたルドルフ・アベルの弁護を引き受けた弁護士ドノバン。米国の司法制度の公正さを示すためとはいえ、敵国の人間をわざわざ弁護するドノバンには裁判官の無理解や市民からの白眼視・嫌がらせなど、さまざまな苦難がつきまといます。そして裁判ではアベルは実刑判決を受け…
というのがまだ話の前半でしかないんです!ここからがすごいんです。
まさにベルリンの壁ができつつある中でのドイツでのソ連との交渉。英語・ドイツ語・ロシア語のセリフが交錯するのは、(意味は分からないながらも)ワクワクさせるものを感じさせました。しかもセリフ回しも気の利いたものが多く、前半のいろいろな場面が後半への伏線になっています。
ドノバン役のトム・ハンクスが良かったのはもちろんですが、アベル役のマーク・ライランスの「枯れ具合」が素晴らしく、物語に深みを与える印象を受けました。
2016.01.11