TakashiNishimura

ブリッジ・オブ・スパイのTakashiNishimuraのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.2
スピルバーグ円熟の演出。派手さは無いが、ハラハラやクスクスやワクワクのツボが押さえられていて、過不足が無く、バランスも良い。少しずつ余裕を残しつつ完璧にコントロールされている感じ。お見事。

それにしても、正義が絶対的な価値であり、その価値に則って法が定められ、その法に背くことは罪である、というドクトリンを信じた行動は強い。信念は自分の生命を上回るものかと感心する。ただし、そうした信念も、冷戦という、世界が対立していたにせよ所詮は西洋社会のルールの範囲内でのことであった時代だったからこそ、通用したのかもしれない。