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ブリッジ・オブ・スパイのRenkonのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
3.8
少々美談すぎる気もするが、良い映画だった。ていうか比較的長尺の割には体感時間あっという間!やっぱスピルバーグはスゲェなぁ〜!

最近仕事をする意義についてよく考える。
自分や家族が飯を食うためという理由はここでは置いておいて、その意義に関して大きく分けると「金や地位名声」を選ぶか「やり甲斐」を選ぶかのどちらかだと思う。
もちろんそのどちらも選べればサイコーだろうが、世の中そう上手くはいかない。なんだったらそのどちらかさえ選べない者の方が多数かもしれない。
さて、今作のドノヴァンに関して言えばどちらかというと後者なのかなと思う。
「これは自分にしかできない」という仕事を全うするため、彼は地位も名誉も捨て、当時のアメリカの世論を全て敵に回してしまう。
しかもそんな自分を批判するアメリカの為だ。
それでもドノヴァンは己が見るレールを信じて前へと進み続ける。
どう考えても一人の男として、人間としてめちゃめちゃカッコ良すぎるぞ!
帰宅した際のひけらかさないクールっぷりには目頭がぐわ〜刺激された。惚れた。
続編としてキューバ編も観たいな。
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