ゴースト

ブラック・シーのゴーストのレビュー・感想・評価

ブラック・シー(2014年製作の映画)
3.3
15年の海軍勤務歴があり、海洋サルベージ会社で11年働いたベテランの主人公が突然、会社をクビになってしまう。

職業安定所へ行っても仕事は見つからず、家族を犠牲にして仕事を続けたため、妻とは離婚し、車で息子の姿を見に行くだけの惨めな毎日。

だが、仕事を辞めた元同僚から黒海に金塊が大量に積まれたドイツのUボートが沈没しているという話を聞く。

主人公はロシアのオンボロ潜水艦を調達し、イギリス人とロシア人の急造チームを編成して、人生を変える一発逆転のサルベージに挑むが......。

観る前に予想していた内容をいい意味で裏切った作品。
照明や脚本が素晴らしく、ストーリーのテンポも良好。エンドロールまで予測出来ない展開も評価出来る。もう少し艦内の人間関係を見ていたいと思った。本編115分はちょっと短いか。

ラスト近くのジュード・ロウの「漢の笑顔」が秀逸。漢の漢による漢のための本格海洋アクションと言えるだろう。
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