すぎもん

海にかかる霧のすぎもんのネタバレレビュー・内容・結末

海にかかる霧(2014年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

オンボロ漁船を立て直すために密航に手を出した漁師の物語。
胸糞と聞いていたので、移民のクレーマーが出てきた時点で、こいつが中心となって船員たちに酷いことをする展開になるのかと思っていたがまさかの真反対な展開。

魚倉で移民の人たちが全員死ぬところがアウシュビッツの毒ガス室を連想させる酷さ。梯子の下敷きになって死体の顔が凹んでるシーンが地味に1番トラウマ。

船長がクズ過ぎて早く死んでくれと思いながら観てたけど、壊れた船を守ろうとしながら死んでいく姿は哀れすぎてつらい気持ちになった。同情する気はないけど、漁師という仕事に命をかけていることは伝わってきた。
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