プリンス

恐怖のエアポートのプリンスのレビュー・感想・評価

恐怖のエアポート(1971年製作の映画)
3.0
近頃、この暑さと仕事の忙しさにやられております。毎日汗ダクでイライラしながら、若手に罵詈雑言を浴びせながらケツを蹴り上げております。まだまだ帰らせません。数センチ程の出世を致しました。プリンスです。
さて、真面目にレビューしますと、恐怖のエアポートとゆう事になるわけです。ミネアポリス→シアトル行きの、ある飛行機内でのスッタモンダで御座います。
まず、この時代のアメリカ国内線、プロペラ機とゆう時点で、命懸けで搭乗して頂いております。離陸2分でトラブル発生。な、なんと!食中毒っ!
お腹が痛いっ!!この中にお医者様は、、すぐに居た!!ロディー・マクドール発見!マクドウォール?私はそんな生温い発音、表記は致しません。マクドール!
これは、機内食のチキンが原因だ!と、マクドる訳です。
わたくしの行きつけのヤマザキデイリーストアのババア並みに愛想の宜しいスチュワーデスが言ってました。ラムorチキン!?このトリッキーな引っかけ問題。アメリカ人、みんなチキン食っちゃうでしょーに。しかし、今回のマクドールはいつもと違う。死人が出る前に、着陸しろ!緊急だコラ!エマージェンシーだっつーの!と、ハイジャック並みの凄い亭主関白。ギャップ萌えってヤツね。
しかし、チキン大好きなアメリカ人。次々にダウン。
副操縦士もお腹が痛いっ!!
ここで機長も激白。じ、実は、わ、わしもチキンを食ってしもた、、、痛いっ!お腹が痛いっ!
こんなバカな話が!いいんです!40年以上前の作品ですからね。
マクドール医師は、ふと気づく訳です。ワシの隣に座っていたヤケに体格のいい、ワケあり顔のネルシャツ!アイツならやれる。
テメエ!兎に角来やがれ!と、操縦室に強制連行される、たぶん藤岡弘!!
みんな大好きなチキン食ってこのザマなんだよ!着陸させい!
このライダー1号、よくよく聞いてみりゃ、ベトナムでヘリを飛ばしてて撃墜された上に乗組員は全員死んだと。普通はそれ聞いたら、チェンジで!となりますが、そこはおおらかなアメリカ人。ヘリも飛行機も似たようなもんだし、ココ、ベトナムじゃねーし。と、オスプレイな発想で聴く耳ゼロ。管制塔の元操縦士のジジイと無線でやりとりしながら着陸に挑むしか選択肢は無い事に。自動操縦オフ、操縦桿を握った途端に、異常なまでの激揺れ。あれー?コレってカメラを揺らして、全員でうわぁ〜!って、ヘドバンしてるだけでしょー?
などと言ってはなりません。40年前はこれで良かった!!
その後も操縦桿をかなりの力づくで操縦する、汗ダクのきっと藤岡弘!パイロットの仕事って、こんな力仕事かね。コレ読んでくれてる方の中にパイロットが居られたらお聞きしたいですよ。職業病、歯ボロボロになりますよ、コレ。
そして待ちに待った着陸!!
この着陸シーンは割と凄いですよ。異常なまでの暑苦しさで操縦桿を握った推定藤岡弘が、コントのオチのようなカメラワークと共に、相当にロックなヘドバンで派手にソロを決めてくれます!役者魂炸裂中につき、頚椎痛めちゃうから!等の突っ込みは無用に願いたい!
しかしコレ、着陸は成功です??
そして、駆けつけた無線の元操縦士とのやりとりね。お前がマクレーンか?お前がパウエル!?
ガハハ!!後の事は知らん!いい店知ってんだよ、飲み行こーぜ!!・・・・・わざわざ銀座でマクドナルドを食って、買い占めたトイレットペーパーで尻を拭く。プラッシーを飲んで喜んでた40年前はコレで良かった。
いい時代です。70年代。
いい薬です。太田胃散。
あ!レビュー、ネタバレしちゃってるわ。ゴメンね。でわまた!
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