Saki

誰でもない女のSakiのレビュー・感想・評価

誰でもない女(2012年製作の映画)
3.5
家族の定義って?
血なのか、一緒に過ごしてきた日々なのか。
自分とは何者なのか。
それは家族構成で決まるのか、仕事で決まるのか。
人生とはどんなものか。
過去の経験で決まるのか、未来の展望で決まるのか。

家族に愛があれば、自分を愛することができれば、生きてて良かったと思えたら、良いじゃん!って言いたい。
でも、それができない、壊れてしまうこともある。時代のせいで。
これは冷戦後のドイツ、ノルウェーで起きた実際のお話。

1人の女性が、男性と巡り合って子供が生まれて幸せな家庭を求めることがこんなにも罪なことになるなんて。
こんなにも不幸な人々がでてくるなんて。
信じるべきところはどこにあるのでしょうか。
時代や生まれた場所が、運命をこんなにも左右してしまうなんて皮肉だ。

とても考えさせられる映画で、事実に基づくサスペンスとして良作だと思います。
ただただジャケ写とタイトルがダサすぎて残念極まりないです。
もっと印象変えることができたでしょうに。