家もなく車で寝泊りしているレンタルビデオ店の男となぜかポルノしか借りない女のラブストーリー。
なーんて聞いてもちっともおもしろそうじゃないよね(笑)だって題名からしてGood Dickですから。サンダンスで上映されてなかったら絶対スルーしてたと思います。題名からしたらポルノかと思うし。で、あんま期待せずジェイソン・リッター目当てで見たんですがなんなのこの変な重たさは。
人間嫌いで家に引きこもって外出する時といえばポルノを借りる時だけ。仕事もせずに一日中パジャマで過ごしている女。そんな女に恋をしてしまう男なんだけど2人とも痛いんだよねぇ。どんなに暴言を吐かれようと彼女のもとに毎日通い続け、なんとか心を開こうとする。ちょっとずつ心を開いてくれたと思えば「うざったいから近寄らないで。しゃべりかけるな。」と冷たく当たられて・・・なんで彼が彼女にここまでして一緒にいたいと思っているのかっていう経過が見れなかったのが残念なところ。
結局、彼女は父親からの性的虐待を受けていて、仕事もせずに一人でアパートに暮らせるのも父親が彼女に住むところを与えていたからだったってのがわかるんだけど。ビデオ屋の彼のお陰で引きこもりをやめ、仕事も見つけ父親との縁を切れることになってめでたしめでたしのはずなんだけど・・・なんか重いんだよねぇ。重い映画好きなので満足だったけど。
ジェイソン・リッターかっこよくないけど、なんか人柄良さそうで結構好きです。