このレビューはネタバレを含みます
なんつうか、浅い。
その一言に尽きる映画。
原作は最後の2行までの流れは普通の恋愛小説過ぎて、でも、A面、B面においてたっくんの心情を細かく描いていたからこそ2人の違いがジワジワと二度読みして面白いのに、映画ではA面のたっくんの純粋さやマユとの純愛さが全然描けてないし、B面のたっくんが遠距離恋愛になってからもマユを思っていた頃から変化する葛藤とかあまり描けてなくて、ただただラストへ向けての「処理」という感じで勿体ない。
オチの「マユも二股かけてました」に向けてのマユがただの軽い女という感じが最初から最後まで前田敦子の演技になっていて、そうなのかなぁ…と思ったり。