がんがん

イニシエーション・ラブのがんがんのレビュー・感想・評価

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)
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「叙述トリックがTwitterで最注目されているそうですぞ」

「あら、何ですのそれ?」

「重要なネタを隠しておいてですな。最後にそのネタがわかると思わずもう一度最初から見たくなるような文章の構成のことですじゃ…てっきりご存知かと」

「あ、あたりまえですわ。もちろん知っていましたわ」

「このイニシエーションラブも叙述トリックを利用したどんでん返しの傑作ですじゃな」

「え、ええ…も、もちろん…鑑賞済みですわ」

「前田のあっちゃんがヒロインとなってAの話とBの話に出てきて。時間の経過とともに所々で違和感が出てきましてな。最後の最後で物語が一気にひっくり返されて全てが繋がりますのじゃ…思わず騙されましたのですじゃ…」

「へえ…とっても気になりますわ」

「はて?先程は鑑賞済みとおっしゃってましたが?」

「わ、わすれていただけですわ」

「ところで、実際にこの叙述トリックを実践されてみますかな?」

「そんなんできるんかいな、ほないっぺん頼んますわ。おおきにやで爺さん。知らんけど!」










ちゃんと叙述ってましたかね??

最初のイメージは執事の爺やと、知ったかをしているお嬢様のはずが…実はおじいちゃんと関西人との会話だった、と感じ取ってもらえたら成功です。

Twitterでお嬢様叙述トリックがバズってたのを見て本作を思い出しました。


うまいこと騙されたー!ってなって、すぐに原作も買って読みました。

原作はほんと凄くて最後の最後一行だけで全てをひっくり返すという。

そして文章でしか構成できない叙述トリックを、うまく映像でだましの仕掛けを組み込まれていて。

バブル時代のノスタルジーな雰囲気や、カセットテープがうまく演出のキモになっていたり。

最後の振り返りはせっかくの驚きの余韻が薄まるので、蛇足かなぁとは思いましたが。


こういったどんでん返しモノ大好物です。