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ヴェラの祈りのtのレビュー・感想・評価

ヴェラの祈り(2007年製作の映画)
3.6
きびしい映画。原野に立つ1本の樹、一本道を走る車、吊り橋、羊の群れなど絵画的なショットの反復には心奪われる。
オープニング、樹を起点として工業地帯を抜け街へ負傷した男が車で戻ってくる、という犯罪の香りに興奮するも、その後の重苦しささと演出の大仰さ?にそこまで乗れず。「父、帰る」の救いの無さは好きだったが…
常に死の香りが取り巻く夫婦の危機。未婚男性としてはにわかに恐ろしくなってくる。妻が現れる度に違う色のワンピースを着ているのも他者性を強めている
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