ソ連邦時代、中央アジアで数多行われた核爆発実験。その悲劇を映像芸術風に仕上げた無セリフ映画。
核実験の悲劇を声高に訴えるのではなく、感傷的な雰囲気を基調とし、自身のクリエイターとしての才能誇示もかなりあったような印象。
書籍や写真集でソ連核実験の現在でも続く悲惨な有り様は知っていたので本作品は正直物足りない
例えば高濃度放射能汚染された草原で放牧は継続され当然羊とその肉も放射能汚染。でもそれを食べるしかない放牧民。生まれてくる奇形児たち・・・
ソ連だけではなくアメリカの核実験もネイティブに今なお惨禍をもたらし続けているという。