安堵霊タラコフスキー

素数たちの孤独の安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

素数たちの孤独(2010年製作の映画)
2.3
同じ監督のハングリーハーツがそこまで良くなかった、というかオーソドックスな21世紀のヨーロッパ産ドラマ映画って感じだったからあまり期待せずに見たけど、案の定そこまで好きなタイプの映画ではなかった

冒頭のどことなくカルメロ・ベーネやケン・ラッセルっぽいお遊戯のシーンを見たときには若干期待したけど、そこからよくある手持ちカメラ主体のドラマに移行したから結局そうなるのかと落胆した

ラスト付近の描写は背景の鳩の効果もあり情緒が感じられて悪くなかったけど、全体的にはやはり拘りも哲学も感じられない映像ばかりで退屈だった

ところで序盤にあった古典的少女漫画をアメリカンカートゥーン風に動かしたようなアニメ、ああいうのを見ると一種こそばゆい気持ちになるのは自分だけだろうか