ガブXスカイウォーカー

女バトルコップのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

女バトルコップ(1990年製作の映画)
4.5
《あらすじ》
世界的な実力派テニスプレイヤー・御子柴かおる(中村あずさ)は、対犯罪用サイボーグの研究者・小泉直也(北詰友樹)と婚約中だが、その研究を敵視した国際犯罪組織カルテルは、配下のチームファントムに研究所を破壊させる。かおるはレイプされ、瀕死の重傷を負いながらも、自らサイボーグへの改造手術を直也に願い出る。手術は成功するものの、直也は力を使い果たし、帰らぬ人となった。 復讐に立ち上がる御子柴かおる、いや女バトルコップ! だがカルテルはサイキックソルジャー・アマデウスを差し向けてくる! 戦いの果てに待つものは?


本作が発売されたのは1990年。洋楽の挿入歌、ファッション、街並みなど、バブル時代の雰囲気が漂っているのがオッサンにとっては懐かしい。
主人公、女バトルコップはコップと名乗りながらも実は警察に属さない一匹狼のサイボーグだ。ほぼ『ロボコップ』のパクリで、決して強すぎず、すぐにピンチに陥ったり、正体がばれてしまうところも酷似している。
景気のいい時代なので、予算はそれなりにかかっており、長年に渡って蓄積された東映ヒーロー物のノウハウが遺憾なく発揮されて傑作SFアクションムービーとなっている。とくに女バトルコップのデザイン、造形、アクションシーンなどはレベルが高く観応えあり(喜ぶのは俺みたいな特オタだけで、普通の人が観たらガッカリするかもしれないけど)。

なお、中村あずさがレイプされるシーンははっきりしたセックス描写はなく服がちょっと乱れている程度で物足りないことこの上ない。さらにシャワーシーンの裸体は別人である。レイプもシャワーシーンもやるなら徹底してやれ。