ひらまさ

花とアリス殺人事件のひらまさのレビュー・感想・評価

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)
3.0
よその学校から転校してきた有栖川徹子(通称アリス)は、学校で「ユダ」という在籍していた生徒の奇妙な殺人事件についてのウワサを聞かされる。
ウワサの真相が気になったアリスは、詳しいことを知っているという荒井花を尋ねるが...少女たちの小さな事件を舞台にした青春群像劇。

ロトアニメーションという手法を使っていたとは!
最初の方見たあたりは3DCGかな、荒くてキツイな、、とか思っていたんですが。
バレエのシーンは作画すごい雰囲気が出てて良かったです。惹き込まれました!
それでもちょいちょい作画にん?となることもあったけど...。

ストーリーとしては、中盤のおじいちゃんとアリスのやり取りが良かった!とくにブランコ。
子供には分かりえない時間の概念をちょっと感じた。
子どもにとっての2年ぶり!なんてわりとすぐで、大人になって久しぶりにブランコ乗るとなんか違う気持ちになるよね。
それに中学生だし、礼儀のれの字がかすかに見えるくらいの態度を取るアリス(しかも初対面)にご飯奢ろうとしてくれたりするおじいちゃん。良いな〜と思いました。

あとはアリスと花も。
一晩を一緒に明かして、誰にも言えなかった秘密をぽろっとしゃべっちゃって。
花はきっとだれかが必要だったんだよね。何も知らなくて、同年代で、話聞いてくれる人。
この2人の関係性はすごく好きだなあと思いました。よく分かんない人から、友達になっていく感じ。

あとはBGMもすごい良かった。
ピアノの音が優しくて。EDもよかったです。
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