岡田ゴズリング

花とアリス殺人事件の岡田ゴズリングのレビュー・感想・評価

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)
4.0
「花とアリス」のアリスと「今日からおれは!」のリコちゃんが10代のころのおれの理想の女性だった!こんな潑刺でありながら、優しくありながら、絶世の美少女でありながら、野郎のノリも理解してる、そして天真爛漫。
こんな子と付き合いたい!!そう思っていた。
しかし20歳を迎えると一転、そういった無垢な何かを嫌悪するようになった。こんな女いるかよ!!と、フィクション世界と折り合いをつけるための自己防衛線を張って、自分の現実を生きるようになったのだ。多分、世の中の99パーセントの野郎が通る道だ。
しかし、20代も半ばになり様々な物事に寛容になり、上手く折り合いがつけられるようになり、本作と前作を鑑賞してみた。
結果、、、これをエモいと言わずして何という!!エモオブオブ!エモの中のキング!!!
この女の子2人の絶妙なユリ感と、あの頃惚れたアリスの愛嬌の健在っぷり。
ロトスコープに蒼井優と鈴木杏の声を当てた技法も上手くいってる感がある。わざと反響する広い空間でとられた生っぽい彼女らの声色は、かつて恋したアリスをはっきりと具現化してくれたのだ。
そんな蒼井優も今年30だという。あのバレーシーンの透明感が懐かしいものである。