スタンダード

おいしい生活のスタンダードのレビュー・感想・評価

おいしい生活(2000年製作の映画)
4.0
【変わらない風貌】


ウディ・アレンは不思議なもんで、
いつ見ても風貌が変わりません。


『30代の頃は60代』に見えたし、
『60代の頃は30代』に見えます。


『若い頃から見た目が完成』
されているのは、
すごいことだと思います。


【おいしい生活】


前半は『バンク・ジョブ』で、
後半が『ボーン・イエスタデイ』
みたいな作品です。


そこに『ウディ・アレン』が加わります。


【娯楽と教養】


『娯楽主義』の夫(ウディ・アレン)と、
『教養主義』の妻(トレイシー・狼男)。


『娯楽と教養は相容れない世界』
として描かれます。


本来なら、
『両方兼ね備えていることが望ましい』
訳ですが、
『人間はどうしても極端になりがち』
です。


『娯楽は疲れが溜まり』
『教養はストレスが溜まる』


『誰かを楽しませる生き方』が、
『一番健全』かもしれませんね。