あゆみん

エレファント・ソングのあゆみんのレビュー・感想・評価

エレファント・ソング(2014年製作の映画)
2.9
グザヴィエ・ドランが「この主人公は僕そのものだ」と言い、出演を熱望した作品。作中で彼が演じるマイケルが母を殺したと語った時、反射的に「I killed my mother(邦題:マイ・マザー)」を思い出した。ドランってやはりこういう作品をやりたがるのね。彼の根底には母との確執があるのかな。それが彼の作品をよりパーソナル且つ普遍的なものにさせてるんだろうなあ。素敵な作品を作ってくれるから嬉しいんだけど、なんだか毎回切なくなるよ。

そして今作は彼は演者に徹した作品。正直いって、彼自身が演出する彼の演技の方が自然で好きだったな。監督の手腕ですかねえ。なんかくどかったんだよなあ…うーん、マイケルがどんどん素直になってくにつれマシになってったから安心したけど、最初の方は正直観れたもんじゃなかった。そういう風に演じていたなら成功だけど…うーん…唸ってばっかりだな(笑)
作品としてはまあまあ面白かった。委員長と師長の関係性とか、精神科病院の中で起きたこととか、基が舞台作品だっただけによく練られてて面白かったんだけど…うーん。なんだろう展開の仕方があまり好きじゃなかったのかね。
まあとりあえずグザヴィエ・ドランのお綺麗なお顔を拝見できただけよかったです。ただ、彼は彼の作品で彼の色で演じてほしいなと思う結果となった作品でした。ちゃんちゃん。