エレファント・ソング(2014年製作の映画)

Elephant Song

上映日:2015年06月06日

製作国:
  • カナダ
  • / 上映時間:100分
    監督
    チャールズ・ビナメ
    キャスト
    グザヴィエ・ドラン
    ブルース・グリーンウッド
    キャサリン・キーナー
    キャリー=アン・モス
    あらすじ
    彼は何を知っているのか?そして、何を求めているのか? 人々は翻弄され、罠にはまっていく… ある日、一人の精神科医が失踪した。手がかりを知るのは、彼の患者であるマイケルという青年だけ。院長のグリーンはマイケルから事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。「母を殺した」「医師から性的虐待を受けていた」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかし、グリーンを巧妙な罠に取り込んでいくが…。

    「エレファント・ソング」に投稿された感想・評価

    たしかにドランが「これは僕だ」と言ったのが納得できた
    作品を観終わった後にマイケルが提示した3つの条件と院長についていたウソを考えると、最初から最後のようになる事をうまく運べているのがよく分かる良い脚本
    院長と看護婦師長の娘に何があったか曖昧だが、あえてそうした方がいい
    ドランは本当の天才
    マイケルのくるくる変わる表情、巧妙な、それでいて吐露するような語り口。どこまでが嘘でどこからが真実なのか、考えている時点で、もう会話劇に引っ張りこまれてる。

    マイケルにとっての象、そしてチョコ。全ての意味がわかった時、胸が痛くなる。
    彼にはチョコよりも愛情をあげたかった…

    しかしドランはどれだけの才能を持っているんでしょうか…俳優ドランにすっかり翻弄されてしまいました。
    「これは僕だ」って言って出演したドラン。すごい納得。
    サスペンスかと思っていたら心理劇だった。「危険なプロット」を何となく思い出す。
    ある医師の失踪をきっかけに精神病院の一室で行われる、院長と患者マイケルのやりとりは舞台を見ているかのよう。院長はマイケルの言動に操られていく。もっとシンプルな構造の方が感情移入できたかなというところもあるが、兎にも角にも心に残る映画となった。
    大部分を占める病院のシーンは色味が抑えられている中、母親のシーンだけ色鮮やかで美しく、マイケルの中にいる母親は永遠に美しく儚いのだろう。
    これをドランが監督したらどうなっただろうか。。
    なんとも切ないお話だ。
    話が度々過去に飛ぶが、わかりやすく展開していく。
    精神病院や、刑務所、収容所など囲われている映画がなぜか好きだ。
    これもその一つになった。
    映像がキレイ。
    ドラン、なんとも言えない魅力が溢れているね!
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