エレファント・ソングの作品情報・感想・評価

エレファント・ソング2014年製作の映画)

Elephant Song

上映日:2015年06月06日

製作国:

上映時間:100分

3.6

あらすじ

彼は何を知っているのか?そして、何を求めているのか? 人々は翻弄され、罠にはまっていく… ある日、一人の精神科医が失踪した。手がかりを知るのは、彼の患者であるマイケルという青年だけ。院長のグリーンはマイケルから事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。「母を殺した」「医師から性的虐待を受けていた」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかし、グリーンを巧妙な罠に…

彼は何を知っているのか?そして、何を求めているのか? 人々は翻弄され、罠にはまっていく… ある日、一人の精神科医が失踪した。手がかりを知るのは、彼の患者であるマイケルという青年だけ。院長のグリーンはマイケルから事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。「母を殺した」「医師から性的虐待を受けていた」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかし、グリーンを巧妙な罠に取り込んでいくが…。

「エレファント・ソング」に投稿された感想・評価

なーこ

なーこの感想・評価

3.3
脚本、監督のおかげでもあるが、ダブル主演の俳優が上手い!

ドランとグリーンウッド。この2人の空気の読み方、間の取り方が特にリアル。
実際でも、重要なお話ししてるときほど予期できないことが起こったり、今だ!ってときに邪魔が入ったりしますよね。

まさに、それ。


そして何より、ジャンル分けのできない映画だと思いました。
いつもは映画を見終わったあと「素敵なコメディタッチのヒューマンドラマだったなぁ」って感想を持つんですけど、今回は通用しなかった。

最初はサスペンス、スリラーと予想して観てたら....ヒューマン...スリラー要素も...まってラブストーリー!??


俳優としてのドラン監督にぜひ翻弄され、騙されてください。

ドラン監督の英語は母国語をフランス語とする人にしてはとっても聴き取りやすいのでそこもオススメです。

このレビューはネタバレを含みます

チョコレートのご褒美が、全然違う意味で胸が締め付けられた。
ドランの演技にも引き込まれる。
ぴ

ぴの感想・評価

3.5
やっぱり、ドランはフランス語を話してるのが好きだな、。
ドラン関係で演者として一番見所あるのはこれじゃないかなぁ。イケメンを押してこないところも好感が持てるし実際それほどイケメンじゃないし。

『 カナダの鬼才 』流石ドランだなと思った。心理サスペンスのジャンルだけどそれよりもっと重たくて悲しいお話。マイケルの苦しみ哀しみ全てが心打たれてあの選択はある意味仕方の無い事なんだと思う。死を幼い頃から身近に感じ見て孤独に生きたマイケル。この役はドランしか出来ない。
ドラン目当てで鑑賞。面白かった。結末を知ってからそれまでのシーンを振り返ると全く違う見方ができる脚本がすごい。もう一度観たくなる。そしてドランの演技がよい。
moon

moonの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

"母親"という存在に執着し、それを作品に落とし込む映画人というと寺山修司とグザヴィエ・ドランが思い浮かぶ。
この映画はドラン監督作ではないが、まさにそんな映画だった。

オペラ歌手の母親の元に望まれない形で生まれた少年は、十分な教育は与えられたが母親からの愛を受け取ることなく成長、象を撃ち殺した父親の記憶はトラウマとなりその後象に執着するきっかけとなる。
その後精神病院で担当医とプラトニックな恋愛関係になるも、それは彼が本当に望んだ愛の形ではなかった…

彼はカルテを読んでいない院長を巧みに操ることでチョコレートの箱を手にする=死ぬことができると考え、3つの条件を提示し取引を持ちかける。

彼が自ら死を選んだ理由が、母親の元へ行く唯一の手段だからなんだとしたら切なすぎる。
自分の子供を2度亡くしたような喪失感を味わった院長夫婦が、その後ゆっくりと再生していくのを見てなんとも言えない気持ちになった。

個人的には院長の姪がダウン症なのがとても引っかかった。一瞬だったがその姪とマイケルと心を通わせるシーンは唯一希望がある重要なシーンだったと思う
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