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釣りバカ日誌11のhoteltokyoのレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌11(1999年製作の映画)
4.1
西田敏行演じる出世よりも釣りを優先するサラリーマン浜ちゃんと、三國連太郎演じるその企業の取締役代表鈴木社長ことスーさんによるドタバタコメディ。不況の波にさらされる鈴木建設。役員会議で社員のリストラ案が出ていることに頭を悩ますスーさん。時同じくして浜ちゃんの釣り弟子でもある村田雄浩演じる宇佐美は、営業三課のマドンナからうさぎをもらう。そして恋をしてしまう宇佐美であったがある事件を起こして逃げるように沖縄へ移動する・・的な物語。

そんじょそこらじゃ動じない浜ちゃんですら10秒くらい止まってしまうくらいドン引きする事件を宇佐美が起こす。戦慄する営業三課。そして宇佐美は逃げるように沖縄支店へ移動するも、それを追いかけるふりをして沖縄で釣りをしたい浜ちゃんにスーさんから出張命令が(お約束!)。だけどスーさんの頭の中では釣りどころではない。この時代、不況という言葉が日本全土を覆い尽くし経営者が頭を悩ます時でもあった。もちろん鈴木建設にも「リストラ」という言葉が浮かんでは消え、スーさんは決断を迫られていた。

ハーレーダビッドソンという実在する企業の経営哲学みたいなものが例に挙げられたり、沖縄の歴史的事情が垣間見えたり、少し社会派な側面を持つ今回。果たしてスーさんが下した決断とは?そしある事件を起こした宇佐美の未来とは?
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