こぅ

ネスト/トガリネズミの巣穴のこぅのレビュー・感想・評価

3.2
エステバン&ファンフェル監督デビュー作で、
【サイコ・サスペンス】。

エスターを凌ぐ衝撃のラスト‼︎
正直【エスター】とは違うなぁ。

広場恐怖症の姉は18歳離れた妹とアパートで2人暮らし。ある日、二階から落ちてきた男を姉が助けたことから、彼女は覚醒して…。

ほぼアパートの一室のみで展開するという
低予算
ワンシチュ系は好み。

序盤、姉が妹を思い過ぎる、、という最初の展開で、
思い出したのが【フォー・ハンズ】なのだが、本作
より脚本が全然上であろう。
そして、本プロット⁈の【ミザリー】的展開は、キー
マンとなるカルロスのリリースが安易、不自然で
ある(どうせなら妹の憎い彼氏⁈を訪ねさせ、ぶん
殴るとか)し、ハラハラのスリルが足りず、これも
及ばず終い。
あと、【厳格な姉】の妹への酷い仕打ちからの
殺し合い喧嘩後2人が、案外ケロッとしていたり、
妹は良く逃げない(姉の部屋出れない◯◯利用して)
なぁとか突っ込み入れたくなった。

姉の見る父の【幻覚】の演出は、良くあるタイプ
ではあるが、親切⁈で分かりやすい。

クライマックスのボコボコ出てくる惨殺死体、パーツ
が売り(少しコメディチック)だが、中でも洋服を
取ると…のアレはナイス◯だった。

姉役の【マカレナ・ゴメス】の演技は見所。

衝撃と謳われていたラストの結末だが、纏め方は
驚きよりも寧ろ、ある意味【綺麗(内容はヘビーで悲しい)】という印象。
こぅ

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