傑作だあ…
演出が神がかってて、途中で「かっけ〜…」って声漏れそうになってた。
ワンシーン々が今も鮮烈に眼の裏に張り付いている。お菊さんとごっちゃになってたけど、怪談ってどれも悲しいことが多いね。
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愛してたって言わないで・・・
病で気弱になった岩は思う。伊右衛門の気持ちはどこから変わってしまったのか。格式の差を乗り越え父上と談判しわたしを欲しいと望んでくださった。父上に断られ足蹴にされてもわ…
怪談映画の史上最高傑作と称えられる名作。コッポラ監督が「世界のオカルト映画の中で最高傑作」と評価した一本。天知茂の出世作。製作:新東宝。
歌舞伎の様式美を感じさせるプロローグ。初っ端から完成度の高…
中川信夫の怪談には叙情がある。怖いのに美しく、苦しい。強欲な人間の業と愚直な怨念が画面を貫いている。花火、蛇、蚊帳、堀といった象徴的なカットが切り返し等で編集される。戸板返しも髪梳きも、おどろおどろ…
>>続きを読む9歳のときに、一人で観に行った。怪談映画が大好きで、「地獄」も『亡霊怪猫屋敷』もリアルタイムで観ている。新東宝の怪談映画でも、『本所七不思議』のようなダメな作品もあって、「中川信夫」監督に外れなし、…
>>続きを読むシネスコを使い果たさんといわんばかりの画面の豊かさに惚れ惚れする。だからこそラストで効いてくる若杉嘉津子の神々しさよ。仇討ちの白装束を纏う可憐な北沢典子も眼福。天知茂には血糊がよく似合う。チャンバラ…
>>続きを読む元禄時代に四谷で起きた事件を元に鶴屋南北が創作した、有名な怪談話を映像化した中川信夫の代表作。
ホラー映画ファンでもある山口雄大監督が"一番怖かった映画"として挙げられていた一本で、ずっと気になっ…
茂の伊右衛門、クズというには冷酷で、冷酷というには弱く流されやすい、絶妙な塩梅のクソ男ですばらしい。新東宝の茂は美しいなぁ。良い意味で過不足のない怪奇映画で、まさしくマイルストーンの一つ。顔が崩れた…
>>続きを読む映像美、構図、音楽、間合いの絶妙なコンビネーションが生み出した美しく哀しい中川信夫監督の四谷怪談。これぞ邦画の美、って感じました。
伊右衛門の弱さ、直助の悪魔の囁き、宅悦のいやらしさ、お岩と妹お袖…