きんゐかうし卿

ヤギと男と男と壁とのきんゐかうし卿のネタバレレビュー・内容・結末

ヤギと男と男と壁と(2009年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

 
 
 
 
自宅で鑑賞。原題"The Men Who Stare at Goats"。米英の合作だが英国色強いブラックコメディで或る種のロードムービー。豪華キャストが魅力。“ディーン・ホプグッド”准将役でS.ラングの似合わないわざとらしい笑顔も観れる。『スター・ウォーズ』シリーズ('77~)を知らないと物語の背景が判り辛く楽しめないかもしれない。新地球軍の軌跡を辿りつつ旅を続ける迄は良かったが“サイク”に搬送されてからの展開がイマヒトツ。ヒッピーか或いは幻覚剤が平和を齎すと云う穿った見方も出来てしまう。60/100点。

・運転中の“キラキラ眼力”と云うやり取りに噴いた。オープニングでは実話、エンドロールではフィクションと表記され、一部ニュース映像等も使われているが、実際はJ.ロンスンの『実録・アメリカ超能力部隊』と云う本にインスパイアされたオリジナルストーリーで、「超能力部隊」なるモノのみ米軍に実在していたらしい。

・“ボブ・ウィルトン”のE.マクレガー、“ビル・ジャンゴ”のJ.ブリッジス、“ラリー・フーバー”のK.スペイシーと孰れ劣らぬ演技だったが、何と云っても“リン・キャシディ”のG.クルーニーがヤリきった感があり、往年の名優S.コネリーを髣髴させた。

・鑑賞日:2011年12月4日
★☆ 某サイトより転載 ☆★