MASAYA

マイ・ファニー・レディのMASAYAのレビュー・感想・評価

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)
4.2
【3万ドルあげたらこの仕事を辞めると約束してくれる?】

ウェス・アンダーソン監督×ノア・バームバック監督のプロデュースという実は豪華な本作。

コールガールのイザベラはある夜偶然出会った演出家に3万ドルをプレゼントされ人生が変わる。そしてハリウッドスターになりインタビュー受けるシーンから始まり、その経緯の回想シーンに入っていく。

若干複雑な恋愛コメディー群像劇。そんな偶然ある?ってくらい見事なドタバタ鉢合わせシーンが90分という短い時間のなかに複数回ありますが、スピーディーでコミカルな分、深く考えずに笑えました。大爆笑というよりは思わずニヤりとしてしまうシーンの連続。舞台のセリフが現実とリンクしていたり、細かいところで笑わせてきます。

少しだけ登場人物を説明すると、

1:浮気性の舞台演出家
2:演出家の妻兼女優
3:舞台の人気俳優
5:舞台脚本家
4:コールガール
5:セラピスト
6:自己中セラピスト(女)
7:ストーカー判事(既婚)
8:謎の探偵

という8人が女性を中心にどっかしらに肉体的関係を持っていて、ぐるっと一周きれいに繋がります。

その爽快感はテイストはちがうものの、『ロックストック』や『スナッチ』と似たものがあります。

浮気性の舞台演出家を演じるのは『ミッドナイト・イン・パリ』で主演を務めたオーウェン・ウィルソン。本作はウディ・アレン監督の作品ではないものの、同じようにベラベラ喋りまくります。セリフが多めでも、うっとうしさはありません。なんなら聞き心地がいいくらい。

何が言いたいかというと、笑える恋愛群像劇が好きならきっと気に入る一作ということ。

下半期ベスト10入り決定。


2015.12.22