すぎえ

マイ・ファニー・レディのすぎえのレビュー・感想・評価

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)
4.0
1人で映画館に行くとき、私は抑えた笑いしか出すことが出来ない。
ツボにハマっても肩を震わせるだけで、ガハガハと笑えない。
お家では爆笑出来る、けれど映画館特有のちょっぴり静かな中ではあまり声を出せない。

けれど海外の映画館では、驚きや悲しみや笑いの声を観客は思い切りあげていると聞く。

そんな状況をとても羨ましいと思うも、やはり私は遠慮してしまう。

それは日本人らしさなのか。

けれど今回、私の横には心強い友人達がいた。
笑いを抑えないアンドルレと、思った事を口に出して確認する杉ちゃんである。

純ジャパニーズ・アンドルレは少し変わった笑い声で映画を楽しんでいる

「ングフッww」

私はありがたかった、その抑えない笑いが伝染して自分も声を出して笑っていた

いつの間にか、私だけではなく映画館の中には笑い声がひとつ、またひとつと増えていた。
(アンドルレ当人は絶対気付いてないと思うが)

もし彼がいなくとも、劇場に笑い声はあったと思う。

しかし、彼のおかげで劇場の雰囲気が温まり笑いが連鎖として繋がっていたのである。

この作品の笑い所を言葉に書きおこしても、私には面白く書けないので避ける。

確実に言えるのは、映画の登場人物達はアンドルレのように周りを巻き込む力を持っているという事。

そして「誰かが誰かを振り回す」という流れで、奇妙な円が作られていくのだ。
その行程に笑いは起きていく。

「巻き込む」

という事に関して、映画と劇場が見事にリンクしていた上映回だったかもしれない。


これからこの映画を見に行く人、
映画にもそして会場にも巻き込まれながら鑑賞できる事を願っています!