誰にでも進められる稀有な作品
女優のイザベラ・パターソン(イモージェン・プーツ)がインタビューを受けている。彼女が成功した背景には嘘のような奇跡があった。4年前、コールガールとして働いていたイジーは、客のデレク(オーウェン・ウィルソン)に「今の仕事を辞めてやりたいことに投資するなら、3万ドルを渡す」と持ちかけられる。
怒涛のハプニングとニューヨークってこんなに世間狭いの？(絶対違う)というほど関係が複雑に絡み合う脚本とキャストティングが合致した上質なコメディです。初めはポスターのお洒落さに惹かれ何も知らずに鑑賞。ずーっと笑いっぱなしで93分が一瞬のようでした。セリフもうまいし、聞き取りやすい英語だから割と字幕いらず。顔観てるだけでもだいたい理解できる
メインのイモージェンプーツは、可愛くて夢見がちながら意志の強いキャラクターがよく合ってました。インタビューで見せる柔和な表情と、舞台に挑戦する際の決意したような表情の両方が良かった。ファッションや髪型の変化も勿論ですが、彼女の演技も光ってました
オーウェンウィルソンは流石の演技。表情筋の柔軟性がすごい。カメラが動いてなくても躍動感を感じるしずっと観てられる。電話のシーンが最高
リスエヴァンスもめちゃくちゃ良かった。何あの「ひと世代前の」スター感。自分に自信がある感じと老いの隠せないお腹が最高でした
キャスリンハーンとリスエヴァンスのキスシーンは本当に爆笑もの
ウィルフォーテとジェニファーアニストンのやりとりも注目ですよ。
古い映画へのオマージュは多そう。古典を観ていなくても楽しめて、詳しい人はより楽しめる素晴らしい作品だと思います。音楽やファッションも美しく人によって好きな味わい方ができそう。ちょい役でもいい俳優が出てきて笑えるし、最後にはあの人が本人役で...
