いい映画だと思う。
きっといい結末になるだろうと
予想しながら、落ち着いて観られた。
ただ、類似する名作たちが脳裏をよぎってしまったのも事実、
そこら辺は後でまた触れます。
冒頭からビル・マーレイ演じるヴィンセントの荒れ、落ちぶれたり生活ぶりが映し出される。
氷を割ろうとして、転倒するあたりは、
とてつもなく痛々しいのだが、
ビル・マーレイが演じると、
そこに何%か、ユーモラスな味が加わって
そこがこの作品の特徴にもなっている。
手当たり次第に毒吐き、借金でクビが回らない荒れた男ながら、
正反対の善意の行いをしているヴィンセント。
そこに、彼の隣に離婚調停中の女性と男の子が引っ越してくる。
この親子に対しても、ウエルカムとは反対の態度を取るヴィンセントだが、、、
前述したように、つかみどころのない
男をビル・マーレイがどんなことをしても、言っても、なんかあり!だなって、
納得させてしまう、説得力があるんだな、
やはり、さすがだ!
さあ、ヴィンセントが教えてくれたことは、、、
先にちょっと言ったけれど、
アウトローや世捨て人的な初老の男と
マイノリティの男の子との交流を描いた
名作は、数多ある。
代表的な名作は、やはり
イーストウッドの「グラントリノ」かな、
「小説家を見つけたら」や「セント・オブ・ウーマン」もそれに当たる。
そうそうたる名作揃いなので、
それらに比べれば、やはり、ちょっと見劣りするかな。
結末はまあ、いいとして、
少年とヴィンセントだけの気持ちの積み上げがもっと描けても良かったかな、
まあ、数多の名作との比較だけどね💦
ほんとにヴィンセントが少年に教えたものはなんなのだろう。
僕は、ヴィンセントが教えてもらったもの
の方が大きいと感じた。
あの少年は、彼に会わなくても、やっていけるのではないだろうか。
でも、少年に会わなければ、ヴィンセント
は、再生できただろうか?
ヴィンセントが教えもらったことてもあるような気もしています。
本作に、ケチや文句はないのですが、
タイトルは、もう一捻りあっても良かったかな、
ちょっと思っただけです😃