やし

ヴィンセントが教えてくれたことのやしのレビュー・感想・評価

3.5
冒頭からビル・マーレイ演じるヴィンセントのろくでもない生き方を見せつけられて、
このジジイはきっと寂しい死に方するんだろうな〜と思わせられる。


でもね、どこか最初からこのジジイほんとは悪いやつじゃないんじゃないか?
とも思わせられるんだよね。

それはきっとビル・マーレイがもつ不思議な雰囲気のせいだろうな。


そしてその予想(?)どおり、ヴィンセントにはクソジジイの皮に隠れた、あるクソジジイ(ww)の本性があり、周りの人とのドラマを生んでいく…というストーリー。



なんかねー、そんなに感動した覚えはないんだけど、
ラスト前のスピーチのシーンでは気付いたら涙出ていた。

「なんで!?」って感じだったけど、
クソジジイなヴィンセントと、隣に越してきたオリバー少年、その母親、そして"夜の女"、このあたりの交流が描かれていくにつれて、繋がっていくにつれて、
段々とそれぞれのキャラクターに好感が持てるようになっていったからかなー。

ヴィンセントとオリバーはもちろん、特にお母さん、"夜の女"、イジメっ子の印象が良かったなー。



【補記】
序盤のシーンで、オリバーが読む絵本、特にタイトルは出なかったけど、最近偶然に読んだ絵本だった。
あるおおきな木と遊ぶことが好きな少年が大人になるにつれ木と遊ばなくなるけど、木はその少年が好きで、少年とまた遊んでもらいたくて、大人になった少年のために自分を犠牲にしていくっていうお話。

絵本のタイトルは『おおきな木』。


映画とも関連性ありそうだけど、製作者はどのような意図でこの映画のあのシーンにこの本を採用したんだろう。