ぶちょおファンク

ヴィンセントが教えてくれたことのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3.5 中盤★2.5 終盤★4

どうしようもないクソじじぃヴィンセント(B.マーレイ)と、
その隣に引っ越してきたオリバー少年との交流のお話しで、
ありがちな設定ではあるけど
こういうのツボなんで良かったです!😭

ただ笑い、ユーモアの部分はサイコーなんですが、
人間性の部分や脚本は粗も多く、
イジメっ子とオリバーのドッヂボールのシーン、
イジメっ子はスポーツのルールの範囲内でしている行為なのであれを悪質なイジメによりオリバーは反撃…ってのは違うので観ていて「ヤッター!」とはならないし、
奥さんへの愛も一途のようで
ダカ(ナオミ・ワッツ)との関係があるので
手放しでええエピソードとは思えない。

そして紡がれた物語の“明るい未来の希望の光”が明確に感じられ
スッキリと優しい気持ちになる訳でもない。(ほんのりと優しくはある(笑)
綺麗事も多いけど、
清廉潔白なヒトなんていない…もんな。

クソ野郎ヴィンセントが生理的に、
観客各々が持つ倫理観的に腹が立ち低評価というもの理解できる。

では自分がこの映画、
特に後半の“感動のシーン”で感動した理由とは、
どちらかと言えば自分もヴィンセントと似たタイプでして(汗)、
分かりやすい、見え透いた優しい言動等はしないし、
ヒトが苦手でネコの方が好きで…。(白いペルシャ猫が出てきてチョー可愛い😻)

そんな取っつきにくい人物でも
“表には現れにくい裏の良い面はある”
ってことで、
そこに気づいてくれたオリバー少年の優しさにこゝろ打たれました!😭😭😭

いい意味でも悪い意味でも、
自分もヒトの表面だけではなく、
分かりにくい裏面に気づけるヒトにならねば!
っと想ふ今日この頃。


2018年72本目