いい加減なダメ親父と、隣に引っ越して来た少年の偶然から始まった交流を描いたコメディドラマ。
冒頭から不良中年らしさ全開の主人公ヴィンセント。酒とギャンブルで借金漬け。ほぼ世捨て人同然の状態。そんな体たらくの彼ですが、物語が進むと意外な彼の顔が見えてきます。
そんなヴィンセントがシッターとして相手することになったのは12歳の少年オリバー。ヴィンセントと行動を共にして、随所でクスッとくる笑いや、ラストではジーンと心に染みる感動が展開されます。
ビル・マーレーの演技が本当に最高！これ以上のハマり役は彼以外思い付かないほど。
彼以外にもメリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、テレンス・ハワードなどの実力派俳優が脇を固め、オリバー役のジェイデン・リーバーハーの名演技もビル・マーレーに引けをとりません。
全体的にほのぼのとした雰囲気で、ラストも気持ちよく終われます。なかなかの良作です。
