ヴィンセントが教えてくれたことのてくのすけのレビュー・感想・評価

いかにもビル・マーレイな不良ジジイだけどそこに円熟味が加わり、小柄だけど気の強いオリヴァー少年との奇妙な関係をペーソスとユーモアを交えて描く。ベタベタせずとも繋がっていく二人が好ましい。意外とサラッとしてるけど、ラストはね、あれは泣きます。

原題と宗教色の強い授業からなんとなく先は読めるもののテンポの良さで観れちゃう。逆にヴィンがああなった経緯の省略とか少年と馴染むのが案外早いとか気になる点はあるけど。パンチラ上等なナオミ・ワッツのビッチぶりも迫力あって良いです。