okd0812

ヴィンセントが教えてくれたことのokd0812のレビュー・感想・評価

3.9
人間嫌いのひねくれたおじさんに最初は多少嫌悪感を抱きつつも、最後まで映画を観るとそんなおじさんに愛着を持ってしまうそんな映画でした。

主人公ヴィンセントは酒、ギャンブル、女に入り浸る退廃的な生活をしていた。
ある日、ヴィンセントの家の隣に家族が越して来る。母と小学生の子供オリバーの2人家族だ。翌日、鍵を奪われて学校から帰ったオリバーを母が帰るまで家で預かることにしたヴィンセント。
ここから2人の交流が始まる。喧嘩の仕方を知らないオリバーに戦い方を教えたり、競馬やバーに連れて行き時間を共にするうちに打ち解けていく2人。
だがある日ヴィンセントの家に借金取りが押しかけている時にヴィンセントは脳卒中を起こし、倒れてしまう...

ヴィンセント、最初は嫌なやつかと思いきや観ていくうちに意外な優しさを持っていることや妻への一途な思いを知ることで徐々にいい方向に印象が変わっていきました。
ビル・マーレイはめちゃくちゃハマり役でした。

ラストは感動。
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