2016.5.22 @ TOHOシネマズ 新宿
ディズニーの世界観って苦手なので普段はあまり観ないんだけど、映画友達のオススメに気になったので周りを巻き込んで行ってきました。
絶賛されているだけあって完璧に作りこまれたエンターテイメントは隙がまったくなく、流石としか言いようがない。冒頭から目まぐるしい展開で、普通の映画が30分くらいかけて人物像などを掘り下げるのに、10分くらいで本題に入って主題をしっかり語ってた。先日教育テレビを観たときにどの番組も妙なテンションの高さにビックリしたけど、子供は普通に受け入れられるものなのかな。
田舎出身の小娘が夢を持ってコンプレックスを克服して成長し、友情を育みながら奮闘する「Try Everything」というテーマは子供たちへ夢を与えるものだし、肉食系と草食系の動物が共存するズートピアを差別のない理想郷への願いと、皮肉を大人向けのテーマとしてストーリー展開に盛り込んでいて確かに見応えあり。途中モンサント問題まで示唆しているんじゃないか気になったけど、さすがに思い過ごしかもしれない。
あっという間の1時間40分ですごいよくできているんだけれど、まるでジェットコースターアトラクションのようなエンターテイメントは、面白かった！という感想に尽きる。ただどうしてもディズニーが苦手だと思ってしまうのが、道徳の授業を受けているような気持ちになって残るものがなかったような気がするところで、これは育ちの問題かな。笑
エンドロールを眺めながら普段観る映画とは異なるくらい多くの人が携わっていて、万人に受けることを究極に追求したもはや職人技ですな。
