ディズニーが贈る感動のアドベンチャー・ファンタジー・アニメ。
動物たちが人間のように暮らす楽園“ズートピア”を舞台に、
史上初のウサギの警察官となった主人公が、
周囲の偏見を乗り越え、
ズートピアを揺るがす難事件の解決に奔走する姿を描く。
ジャケの見た感じは、
警察の制服を着た可愛いらしいウサギが出て、
とても楽しそうな子供向けな作品に見えるのだが、
テーマは“差別”と“偏見”が描かれている。
ジュディはウサギだからという理由で重要な仕事を与えてもらえなかったり、
キツネに差別用語で呼ばれたりするが、
決して悲劇のヒロインとして描かれておらず、
ジュディ自身も肉食動物に対して偏見を持っていることが描かれている。
文明化された動物たちの楽園ズートピアはとても美しく、
擬人化されたユニークな動物キャラクターが、
1匹1匹個性的に描かれている。
ヒロインのジュディが大きな耳ともふもふしたボディが可愛らしく、
感情表現豊かな耳が可愛い。
帽子を被っている時の耳が髪の毛に見えたりする。
特に冒頭の子供時代のジュディが可愛いかった。
大きな動物から小さい動物まで暮らす“ズートピア”には、
大きな交通システムの中に小さな交通システムがあり、
大小絡み合った作りはよく考えられていて面白い。
観客は草食動物は大人しく、
肉食動物は凶暴だという偏見だと分かりやす演出で見事に騙される。
可愛すぎる動物たちに思わず胸キュンとなる映画でした。