こういう子供向け映画を単に楽しむんじゃなくてこういうことを伝えたくて作ってるのかと考え始めたあたりから自分の成長を感じる
人種差別をテーマにした動物たちの暮らしの話
このテーマにした人種差別ってのがかなりストレートに描かれている
もうちょっと心が痛くなるぐらいにストレート
登場人物が動物ってフィルターがなければ直視できないレベル
自由って言われてはいるけど実際は言葉にされない不平等があって、その中で自分の夢に向かって奔走するのは周りから冷たい目で見られがちである
そんな言葉にできない制度ではなく心にある差別をうまく描いてる
前半はウサギに視点が当たってて弱者が強者に対して不当に扱われているのをひっくり返そうと努力する感じ。
そこは皆が手放しでウサギを応援したくなる
でも、後半でそれを裏返すってのが上手い
差別する、されるの関係はこんなにも簡単に変わってしまうのは怖い
それぞれの動物に対する勤勉で人参が好きとか、ずる賢いとかは寓話から来てるけど、それを広げたのはディズニーで、そのディズニーがそこを逆手にとってこんな映画作るのはなかなかに面白いと思った。
