このレビューはネタバレを含みます
ディズニープリンセス映画の中の異端児とも言える作品なのかな、と思いました
ペットを連れているのがプリンセス映画の決まりごと、それを皮肉っている台詞なんかもあって笑ってしまう
大人もかなり楽しめる作品です!
海の色がとにかく美しく、その透明度の高さ、心が洗われるような映像美。
あまりに綺麗で涙が出てしまったほど…
マウイが魔法の釣針を失った時、同時に自分の存在意義を見失う。親に捨てられた過去を持つ彼はその力を失った途端に自らの無力を悟る、その姿には特に感情移入をしてしまった。
それでも彼はモアナの元へと戻る。己を信じる強さをモアナから得たマウイは魔法の力なくとも力強く目の前の敵に立ち向かう
自分には何もないから、つい物や肩書きなど自分を飾り立てるものに依存し、執着し本当の自分を見失いがちになる、生身の自分自身を信じる強さがいかに難しく必要なのかを感じた。