にぎりずし

モアナと伝説の海のにぎりずしのレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
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もはや過剰の感すらあるCGのリアリティに目がいく。リアルすぎて本物に見えず、それがおもしろい。機械仕掛けの神に近い擬人化された海は功罪の印象。相変わらず脚本にリソース割いてるのがわかる。例えば、マウイに閉じ込められた後、当人が彫ったらしい石像を足蹴にしつつ脱出を図るところの一片を取っても、神話的知性からの脱却を、象徴である石像を破壊し暗闇から上に脱出するアクションで表現しながら、ついでに石像を彫るほど長期間幽閉されていたことと、マウイの自大なキャラクタを示す…。カニ(ヤドカリ?)のところはダンボを思い出しながら見ていた。
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