魔物の海の巨大ヤシガニ、タマトアの歌に大興奮。ビートが完全にヒップホップで、乗っかるフロウは完全にJay-Z。ブリンブリンでダークライトというおまけつき。ディズニー映画初の公式ヒップホップソングなんじゃないの?
ちなみにこのタマトアは物語でひっくり返ったままエンド・クレジット後に登場する。「クールなジャマイカアクセントのセバスチャンだったら、俺のこと助けてくれるんだろ?」という。セバスチャンはもちろん『リトル・マーメイド』。なるほどモアナは逆『リトル・マーメイド』として読める。
直接的に一番近いのは『もののけ姫』。生命をつくるテ・フィティと死を与えるテ・カァはそのコンセプトがもろシシ神様。周りから評判が悪かったヘイヘイ(にわとり)も、俺はわりと好きだった。たまには最後まで活躍しないダメで無口な奴がいてもいいかな、オラフみたいなのばかりではなく。
しかし海の描写は本当に美しい。いやー好きだなぁ俺これ。