あるば

われらが背きし者のあるばのレビュー・感想・評価

われらが背きし者(2015年製作の映画)
3.8

旅先で知り合った、いかにも!って感じのガタイのいいおっちゃん。陽気に声をかけられ飲みに誘われついて行ったが運のつき(^^;)

ごく普通の一般人、英国人で大学教授のペリーが、弁護士の奥さんゲイルと共に、ロシアンマフィア、ディマ一家の英国への亡命を手伝うことになってしまう。。

いくら夫婦仲うまくいってなくてつまんないからって、どっから見ても堅気にみえないおっちゃんについていっちゃいけないだろうし、
しかもそのおっちゃんからMI6に渡してくれってメモリー、そんな不気味なもん普通預からないでしょって、話になるよね😅

でも落ち込んでぼんやりして判断力鈍ってるときに、とんでもないことやっちまった、なんて、全く無いことでもないでしょ。。

自分とはまるで違う世界を生きてきて、しかも人間的にも魅力を感じて惹かれる相手からあんたしかいないんだ!と頼まれれぱ、
ついついヤバいとわかっていても選択してしまった、、ってことなんでしょうかね。

奥さんのペリーも最初はもちろん嫌がってたけど、ディマの奥さんや子供たちと付き合ううちに彼らを守らなければと彼女も命がけで頑張ってくれます(^^)

MI6のへクターもディマの握ってる情報で、英国の政治家とディマと敵対してるロシアンマフィアの繋がりを解明、公表したい、実はへクターはこの政治家に私的な怨みがあるのですが…なんで必死なんだけど、上官に証拠が足りないと支援を断られる。

それでなんとペリーとゲイル、MI6のへクターとその部下2人、合計5人だけでディマの情報受け渡しと家族共々の亡命を画策、決行することに💦

ここまでのストーリー解説だと、
主演はユアンマクレガーだし奥さんはナオミハリスだし、まあひとりやふたり誰か死ぬか怪我するかで上手いこといくんでしょと、思うよね。

でも、
冒頭で、いきなり、
ディマの片腕だった男が、それは綺麗な奥さんお嬢さんと一緒に、あっけなく、無惨に、銃殺されるんですよ。その英国政治家と関係のある新興勢力のロシアンマフィアから。。。

だから、
ずっ~とドキドキはらはら💦💦💦
やつらは容赦なく殺しにくる~😱

味方は普通のおじさんみたいな諜報員3人だけ。。MI6なんてみんな超人みたいな人たちかと思ってたんだけど(^_^;)この作品じゃそうでもなかったなぁ。

スパイものによくある銃撃戦だのカーチェイスだの派手なアクションほとんど無し。

でもあきることなく、ずっと集中して見られました。なかなか渋くて上質なサスペンス。

ユアンマクレガーって、出てる作品みんなそこそこ面白いよね。どうしようもなくつまらない作品には出てないような。。?

これから年末年始、海外旅行される方、間違ってもマフィアにほだされたりしないように、変なもん預からないようにしましよ~☺
あるば

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