解放区の作品情報・感想・評価

解放区2014年製作の映画)

上映日:2019年10月18日

製作国:

上映時間:111分

3.5

あらすじ

「解放区」に投稿された感想・評価

西成のドキュメンタリーを撮ろうとするADが主役の劇映画。
大阪府からの助成金打ち切りなどのゴタゴタを聞いていたが、それほど西成に関するショッキングな映像はなかった。
監督演じる須山の絶妙なキモさがすばらしい。
引きこもりの弟役の俳優に既視感があったが、濱口竜介の『親密さ』で主演をつとめていた佐藤亮だった。
須山が工事現場監督に言われる台詞「お前のリアリティなんやねん。まず、そっからやろ。人の生活覗いてリアリティって。ホンマもう意味わからんで」。
テーマ的には西成潜入過激ルポというよりは『さよならテレビ』。
『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が未見なのでこちらも観たい。
notitle

notitleの感想・評価

3.2
何にもなれずにもがくADが、作品企画で辿り着いた西成で堕ちてく話。色々ダメで、ハリボテ感が凄い。でも、それがある種リアルなのかもしれない。これ観るなら西成歩くなり、色々補正かかってるけど西成の本読む方が面白い。市のお金でこれ作ってんの笑う。
アングラ感半端ない
ウシジマくんとか大好きなのでどハマりしました

薬物取引のシーンなんかリアル

西成区のドヤ街、日雇い労働、飛田新地、炊き出し、宗教施設
この映画一本で西成散歩できます

終わり方が尻つぼみなのが残念
ひろ

ひろの感想・評価

3.6
人を不安に不快にさせていく破滅的な流れが上手い。モキュメンタリーらしく言いそうな言われそうなセリフが刺さります。大阪西成という独特の雰囲気が不安を煽ってる気がしました。
解放区

大阪市西成区、あいりん地区こと釜ヶ崎が舞台の映画と知って、やはり故郷大阪の、馴染みある地域を久しぶりに見たくなって鑑賞。最近の西成ってどんなんなってんのかなー??

都内の映像制作会社でADをしているスヤマ。自身が企画した西成の若者のドキュメント作品を撮る為、過去に取材した西成の若者に会いに大阪へ向かうが…

えっ?都内の人の西成旅行記ですやんコレ?西成の人々が主役やないんか…?

この主人公スヤマ、見た目からアレなヤツオーラがプンプンするゲスを演じたのが主演、監督の太田信吾という人らしい。
うん。色々とこの映画にマッチしている、観客を不快にさせる要素がマンマンでいいですね!

ジェイクギレンホールのナイトクローラーもそうやけど、映像関係の人間って何故どいつもクソなんですかね!?(イメージ)

職業は映画監督・俳優・現代美術家。
ほへーなるほど。イラッとするね!(映画の影響受けまくり)

見事にゲス野郎を演じきってました!
ホンマこのスヤマはムカつくわー!(勿論褒め言葉)

かるーく西成区を知っている者としては…なんか西成もちょっとだけキレイになった?
あとは…わんさかいる肉体労働者やヤク売りさんとかはちゃんと描いているのね。うん!いましたいました!怖かった!

売りさんも怖かったけど、注射器体に刺しながら追い掛けてきたおっさんやおねーさんが怖かったわーあれだけは今でもトラウマwww


炊き出しや、集会でのバンドのライブは見た事はないけど、朝6時頃から労働者が集まる場所へ向かい、「日払い1万でどうや?解体や。ほなすぐ車乗って!」と声をかけられる日雇い労働のシーンがあったのは懐かしい。

高校の当時、ワテは西成に着くのが遅くてオファー受けれなかったけど、友達らは無事バイトして1万貰ってたなぁ。
翌日は仕事がハード過ぎたのかぶっ倒れてたけど!

ドキュメント風映画として、西成が舞台の映画と知っていて観ると、自分は思い出補正もありこの点数やけど…完成度は高くないかな。
JIN

JINの感想・評価

4.0
そもそも衣食住に困っていない安全圏からこれを観てると言葉がつっかえる。
東京の引き蘢りニート君が大阪西成にやってきてどんな風に感じるのかっていう部分には興味がわいた。
この作品に出てくるディレクターも、最初は同情したADもなかなかのクズで不快。
若者のリアリティーというフレーズが吹っ飛ぶ程のリアルとは。

あの特異な空気の新今宮界隈には日本中から居場所を失った人達が流れ着いているイメージがある。
広がる格差社会のド底辺をそこに見ることもある。
あの界隈に行くと街が一気に高齢化するのを感じる。
また付近には帝塚山という富裕層の住宅街があるので、その上下格差の視覚化に愕然としてしまう。
人生とは何ぞや?と否応無しに考えさせられる。
海外からの観光客が増えて以来徐々に景色も変わってきたけどね。

日雇い労働者の「仕事して、その中で何か楽しみを見つけて生きていくだけ」っていう言葉がずっと引っかかってる。
格差社会における幸福感の個人差ってどうなのか?というのは常々考えるので、そうゆう視点からもこの街を題材にしてるのは興味深かった。
生まれ育った劣悪な環境から抗うか?
それともそのまま呑まれるか?
そうゆう人生も大いにある。
舐めたらアカン街。

賛否両論分かれそうな作品やけど、異様な生命エネルギーは感じられるかもしれない。
また、この街のどこをどう見るかっていうのも人それぞれで差があるやろうからね。
楽園なんて全く思わないけど、受け皿かな。
危険なイメージだけでなく、人情、温かみ、面白さを知る人からすれば違和感もあるかもしれない。

大阪市が目を背けたいリアルな空気がここにはあるから、助成金返還という顛末、一般公開まで5年かかったっていうのもこの際勲章か(苦笑)
でも安全圏にいる人達はこうゆう現実が映画だけの話ではないと知った方がいい。
主演の須山役が本作の監督。
モキュメンタリー。

2014年に大阪で助成金を得られる企画の対象になるが、大阪市(担当機関及び担当者)の意向に沿わず、一部、内容の修正を求められ、太田監督がそれを拒否したことにより、5年間お蔵入りとなった作品。

テレビの企画でドキュメンタリー番組を制作するプレゼンのため、いやらしい手口でカメラをまわす。

大阪西成へ向かい、過去に追っていた音信不通になった青年に再度取材をするため、行方を捜索するが…

結局、「解放区」というのが、何を意味してるのか、いまいちわからず。

テレビ番組への皮肉のような、批判のような、かといって、須山が真っ当かといったら、全くそうではない。

あまり気分のよい内容ではなかったけれど、何となく見てしまう魅力はある。
pecori

pecoriの感想・評価

3.5
SHINGO⭐︎西成
米山裕

米山裕の感想・評価

4.2
北海道で上映されなかったので、レンタルで鑑賞。
この映画は賛否両論があるが、とても引き込まれるモキュメンタリーであることは間違いない。映画的アクションが起こっていないのに異常な光景が流れ続けていて、私を引き付けては離さない。
ザ・ノンフィクションの裏側をイメージしてみると面白い。
YouTuberが過激なネタを求めて西成に行くまでの道程を見ているようで面白い。
シャブ決めているシーンは本当にやっているようにしか見えない演技で感動した。

最後に、西成の描写についてだが、私は西成に行ったことがないので実際の西成を知らない。ただ、西成の事実と少しでも異なる点があるならば事実の歪曲は気持ちが悪いことだ。
ただ、西成に住んでいる人達がこの映画を見て応援しているということはこれが西成のリアルなのだろう。
20分位でギブアップ…
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