ポルりん

真・仮面ライダー 序章のポルりんのレビュー・感想・評価

真・仮面ライダー 序章(1991年製作の映画)
2.2
私が幼い頃、父がレンタル屋に行く時に
「仮面ライダーのビデオ借りてきて!!」
とおねだりしたら本作である「真・仮面ライダー 序章」を借りてきてしまい、トラウマを植え付けられてしまった作中。


あらすじ

都内に連続女性殺人事件が発生していた。父の研究を手伝っていた風祭真は「財団」により、自らも知らぬ間に生態改造兵士(バイオボーグ・ソルジャー)レベル3にされてしまう。そしてある日、真は鬼塚義一のレベル3への変身の影響を受け、感情の高まりと共に異様なバッタ怪人の姿へと変貌していく。


本作は仮面ライダーシリーズ20周年記念作として、何故かVシネマ形式でリリースされた作品だ。
そのコンセプトは「大人向け仮面ライダー」らしいが、大人向けというより、「スプラッター好きに作られた仮面ライダー」と言った方が正しい。

特殊メイクはスプラッターホラー的であり、本作の主役である仮面ライダーシンのデサインもグロテスクで、むしろ怪人といった方が正解だ。

敵の倒し方もライダーキックやリボルケインといった武器で倒すのではなく、頭を脊髄ごと引っこ抜くといった中々にグロテスクな倒し方をする。
幼い頃に観た私としてはトラウマものだった…。

仮面ライダーシンにトラウマを植え付けられたのは私だけではないらしい。歴代ライダーの大集合的なステージショーに仮面ライダーシンを出した所、そのグロテスクなデザインに子供達が怯え、泣き出す子供がいたらしい。中には恐怖のあまり失禁したとか…。
以降、仮面ライダーシンはステージショーに出禁になったらしい(´д`|||)
まあ、他の仮面ライダーの映画にはひっそりと出てるが…。

私も幼い頃に仮面ライダーシンのせいでバッタが苦手になってしまったので、幼い子供には絶対に観させてはいけない作品の1つだと思う。(一応濡れ場もあるので)

因みにある程度年齢がいった状態で観ると、ストーリーは中身が薄く退屈なので、変身シーンと戦闘シーンしか印象に残らないのではないだろうか…。

子供は当たり前として、スプラッターが苦手な人にはあまりオススメ出来ない作品である。
ポルりん

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